55歳でIT企業を早期退職したあと、私は障害者支援施設で4年間働きました。

 

最初は「支援する側」として施設へ入りましたが、利用者さんや職員、ご家族と接するなかで、支えられていたのは私自身だったことに気づきました。

 

そこには、テレビやニュースでは伝わらない、ごく普通の日常があります。

笑ったり、怒ったり、悩んだり、季節の行事を楽しんだり。

 

特別な出来事ではなく、一人ひとりが懸命に生きる姿がありました。

 

 

『陽だまりの家』は、そうした日々の出来事を通して、「幸せとは何か」「支援とは何か」を静かに描きたいと思い執筆している作品です。

 

『マナーの天使』の主人公・鹿取健太郎が、その後どのような人生を歩んだのか──。

 

そんな物語でもあります。